Analytics Times Written by Yutaka Hosoi

Googleアナリティクスで効率的に解析するためのペルソナ設計の概要とは

#Google Analytics

こんにちは、細井です。

今回この記事では、ペルソナ設計の部分を簡単にではありますがご紹介していきます。

ペルソナ設計というのはユーザーに対しての情報を明確化するという点で非常に重要なポイントで、例えば、性別や年齢などのある程度情報はGoogleアナリティクスでも取得できます。

しかし、そもそも皆さんのサイトに対してどんなユーザーに来て欲しくてどんなユーザーに対して情報発信をしているかと言う、この軸が重要になってきます。

この軸がないと、いくら現状の数字と比べようとしてもどこに課題があるのか、もしくはどこに伸びしろがあるのか、というのが見えづらくなってしまうと思います。

ですので、ペルソナ設計を学び、Googleアナリティクスを使って改善に活かすことで、より大きく成果を変えることができる可能性がありますので、ぜひ一緒に学んでみてください。

目次【本記事の内容】

ターゲットとペルソナを設計する

ターゲットとペルソナを設計するうえで、以下のような工程を踏んでいきます。

  1. ターゲット設計で大枠の人物像を決めていく
  2. ペルソナ設計でターゲットで決めた情報を具体的にしていく

一つずつご紹介していきます。

ターゲット設計で大枠の人物像を決めていく

ターゲット設計では、対象のサイトの商品や利用するユーザーの大枠を決めていきますが、具体的には以下のような情報を決めていきます。

  • 性別
  • 年代
  • 職業やポジション、役職
  • 居住場所
  • 年収

まず、自分のサイトにどのようなユーザーが来ているかと言うところを想像していき、数多くいるユーザーの中からいくつかのターゲットの層を決めていきます。

ターゲット層の中から選んで決定する

ターゲット層を決めたら、まずは性別や年代、それから職業やポジション、役職を決めていき、それから居住場所と説明していますが、住所や年収などを決めていきます。

例えば20代~30代の男性、あるいは女性で、職業は何かしらの職業というように、枠を作っていくのがターゲット設計になります。

ターゲット設定の一例

このように大枠を決定し、それを具体的にしていくのがペルソナ設計になります。

ペルソナ設計でターゲットで決めた情報を具体的にしていく

ペルソナ設計では「定量的データ」と「定性的データ」の両方を具体的にしていきます。

定量的データ

  • 性別
  • 年齢
  • 居住地
  • 職業
  • 職種
  • 年収

定性的データ

  • 価値観
  • 趣味趣向
  • 家族構成
  • 生活パターン

上記の情報を、想像で問題ありませんので作っていきます。

また、下記がペルソナ設計の一例になりますが、基本情報や企業の情報、それから職務情報、定性情報、情報収集などを大きな軸として、性別や年齢、所属や役職等を決定していきます。

ペルソナ設定の例

企業情報については、その方が働いている業種だったり、その会社の規模や所在地、社員数、それから売上や企業カルチャー、市場トレンド等を決めていきます。

職務情報では何を担当しているのか、主な業務内容だったり、その業務でのゴール、KPI をどこに置いているかという点を決めていきます。

そして、重要なポイントとして定性情報があり、これは心理的傾向と書いてますがどんな性格の持ち主なのか、あるいはどんなことを考えているのか、というところを決めます。

また、消費購買動向として例えばどんな行動をとっているのか、何に興味があるのかこういった点を決めていくというところが重要なポイントになります。

情報収集に関しては、「情報収集」と記載していますが普段どんな形で情報を得ているのか、例えばテレビや新聞、ラジオなんかもそうですし、パソコンを使うのかなどの部分を設定していくのがペルソナ設定の例になります。

より具体的なペルソナ設定

より具体的にペルソナを作成するために、履歴書とまでは行かずとも、その個人を表す情報として写真をつけて、名前・年齢・業種等を具体的にまとめていきます。

佐藤花子さんの例

このように、架空の人物ではありますが、どのような人間なのかを具体的に作っていくことで、自分自身のサイトにどんな人に来てほしいのか、あるいはどんな人に向けて情報を発信しているのか、という点を明確にすることができます。

この人物像を明確にすることによって今後Googleアナリティクスで数字を見た時により具体的に、どこが問題点なのか、というのが見えてきます。

もちろん、サイトで扱う商品やサービスによっては、なかなか想像しづらいという事もありますが、サイトを担当している方々を含め2~3人で、最低でも1人のペルソナ、できれば2~3人のペルソナ像を作っておくのが良いでしょう。

まとめ

今回この記事でご紹介したことをまとめると下記のようになります。

  • ペルソナを作ることで、課題や改善点が見えやすくなる
  • ターゲット層から大枠を決め、ペルソナ設計でより具体的にしていく
  • ペルソナは最低でも1人、できれば2~3人作っておくと良い

ペルソナ設計は、作業としては少し手間のかかる部分もありますが、サイトの目的や、だれに来てほしいかというところを共有する意味でも重要なポイントになります。

その為、少しまとまった時間を取り、2~3人で話し合いながら、ぜひペルソナ設計を行ってみてください。

次回の動画と記事では、今回決めたペルソナに対して、現状サイトにどのようなユーザーが来ているかというところを考えるためのヒントになるレポートの部分をご紹介していきます。

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