Analytics Times Written by Yutaka Hosoi

Googleアナリティクスを効果的に使うためのカスタマージャーニーマップとファネルとは

#Google Analytics

こんにちは、細井です。

これは当たり前のことかもしれませんが、Googleアナリティクスは便利とはいえ、何の考えもなしにただ眺めていても、数字の羅列にしかなりませんよね。

ただし、考えるといっても、そもそもサイトの方向性が明確になっていないと、考える時間も多くかかってしまうかと思います。

そこで今回は、Googleアナリティクスを効果的に使うために、事前に考えておくべき「ファネル」と「カスタマージャーニーマップ」についてをご紹介します。

特に、Googleアナリティクスの「集客」では、ユーザーがどこから来て何を経由してきたのかというのが見られて便利ですが、「ファネル」と「カスタマージャーニーマップ」を考えておくだけで、より一層意味のあるレポートになります。

ですので、ぜひこの記事や動画を参考に、「ファネル」と「カスタマージャーニーマップ」を一緒に考え、Googleアナリティクスをより効果的に使っていきましょう。

ペルソナ設定について

ペルソナ設定では数多くいるユーザーの中から、どのターゲットに対してアプローチしているサイトなのか、さらにそのターゲットの中でどんな人が来ているのかというのをより具体化するのがペルソナ設定でした。

ペルソナ設定とは

もちろん、ペルソナ設定は非常に重要な意味を持ち、事前に作成したペルソナを用い、ファネルやカスタマージャーニーマップと組み合わせることで、方向性としてより明確になっていきます。

ペルソナ設定については以下の記事や動画でご紹介していますので、参考にしてみてください。

「Googleアナリティクスで効率的に解析するためのペルソナ設計の概要とは」

ファネルについて

ファネルとは、ユーザーの意識遷移を逆三角形に当てはめて図式化したものになります。

ファネルには大きく分けて2種類あると思っておりますが、その2種類が以下のようになります。

ファネルの例

左側の”行動”と”心理”におけるファネルですが、まずは一番上の「商品を認知する」場所から入り、その後、興味・関心、比較・検討などのフローを得て、購入・申込などに繋がっていきます。

また、その後商品購入を継続したり、最近ではSNSでの情報発信などもファネルに組み込む企業が増えています。

行動・心理ファネルについて

また、自分のサイトに置き換えてより具体的にどのページに行ってどう買い物をするのか、もしくは目標管理をするのかというところを具体化しているのが、右側のファネルになります。

行動・心理ファネルを具体化したもの

今後ご紹介していく、Googleアナリティクスの「集客」のメニューで一番上の「チャネル(参照元/メディア)」を見ることができ、その後ランディングページや商品の詳細説明ページなどを得て、購入完了・申込完了となるイメージです。

このように、ユーザーがどのような行動、どのような心理で購入や申込の完了までに至るのかを共通意識として具体化できるのがファネルになります。

カスタマージャーニーマップについて

カスタマージャーニーマップとは、ユーザーが商品を知るところから、購入に至るまでのフローを表したものになります。

カスタマージャーニーマップの例

上記は、大雑把に書いてありますが、イメージはこのような感じです。

ファネルと合わせて「認知・興味関心」、「比較・検討」「購入」などのステージを決めておき、その中にあるタッチポイントや行動、ユーザーの感情などをまとめておくのがカスタマージャーニーマップになります。

ペルソナが購入に至るまでをイメージし、どのような方法で知るのか、興味は出るのはどのような時か、どのように比較・検討するのかを記載していきます。

また、ユーザーの感情も正の感情と負の感情を考えるのも良いでしょう。

このように、ファネルとカスタマージャーニーマップの2つをご自身が管理しているサイトに置き換えて作ってみましょう。

ファネルとカスタマージャーニーマップはどのように使う?

ファネルとカスタマージャーニーマップをご自身のサイト用に作り替えておき、Googleアナリティクスの「集客」メニューを見ることで、ユーザーを購入まで持っていくにはどうすれば良いかがより具体的に見えると思います。

ペルソナ、ファネル、カスタマージャーニーマップを組み合わせることで、どのユーザー、どんな感情を持ったユーザー、ないし、どんな行動しているユーザーがどのチャネルから来ているのか、どのようなフローで購入するのかがイメージしやすくなりますよね。

ペルソナ、ファネル、カスタマージャーニーマップを組み合わせてイメージする

その後、Googleアナリティクスの「集客」のレポートを見ることで、どのようなチャネルから流入しているのか、どのような行動フローを取っているのか、などが見えますので、想定の購入フローと実際の購入フローを照らし合わせ、その違いを埋められるような施策を打ち出せると思います。

ですので、ペルソナ、ファネル、カスタマージャーニーマップをご自身のサイト用に作って見ると良いでしょう。

まとめ

今回この記事でご紹介したことをまとめると以下のようになります。

  • ファネルはユーザーの意識遷移を逆三角形に当てはめて図式化したもの
  • カスタマージャーニーマップとはユーザーが商品を知るところから、購入に至るまでのフローを表したもの
  • ペルソナ、ファネル、カスタマージャーニーマップを組み合わせてユーザー像をより具体的にしていく

ペルソナ同様、ファネルやカスタマージャーニーマップを作成する際は、複数人で行った方がより多くの意見が出て、良いものになりやすいので、できれば複数人で作ってみてください。

次回は、Googleアナリティクス「集客」のメニュー、「概要」の部分と「チャネル」の部分について触れていきたいなと思います。

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